まわりの人間がみな動物に見えてしまう中学生の話や、住宅の評価額を下げないために、団地で見つかった死体を別の団地に捨てにいく話など、ブラックなユーモアで綴る短編集。いちばん気に入ったのは、比較的ブラック度の低い(^^;)『超たぬき理論』。都会育ちの少年が田舎家の屋根から小動物が飛び立つのを見た経験から、大人になって「タヌキは空を飛ぶ→UFOつまり未確認飛行物体とは文福茶続に化けたタヌキである」という説を打ち出す。読者はみな最初から小動物の正体に気づくはずだが、主人公の男の思い込みの激しさや、ああ言えばこう言う雄弁さには感心してしまう


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