2006年07月31日

『待ち望まれた死体』

 キャサリン・ホール・ペイジ 著  沢 万里子 訳

 ニューヨークの都会からニューイングランドの片田舎に嫁いできたフェイス。牧師の夫、トムはやさしい人だし、5か月の息子ベンジャミンは愛らしく、幸せいっぱいで不満などあるはずもないのだが……と考えながら散歩をしていたら、死体に出くわした。しかも、ナイフで刺されて殺害されていたのは、トムの教会の教区民だった。持ち前の好奇心が頭をもたげたフェイスは、幸か不幸か、もう退屈だなどとは言っていられなくなったのだった。

 アガサ賞最優秀処女長篇賞を受賞した、フェイス・フェアチャイルド・シリーズの第1作。ニューヨークで仕出し料理の店を開いて大当たりしたというフェイスは大の料理好き。ベンジャミンの手が離れたらまたお店を始めたいと考えている、エネルギッシュで元気な、人が大好き(好奇心旺盛わーい(嬉しい顔))な女性だ。シリーズのヒロインとしてとても魅力的。本国では15冊まで出ており、最新の "The Body in the Snowdrift" は今年のアガサ賞最優秀長篇賞に輝いた。翻訳が待ち遠しい揺れるハート

☆著者のホームページ http://www.katherine-hall-page.org/index.html
ニックネーム マリポサ at 00:00| Comment(0) | 海外ミステリ